電験三種の参考書は結局どれがいいの・・・
参考書選びに失敗すると、電験三種の合格から大きく遠ざかります。
むずかしかったりわかりにくかったりする参考書で勉強をすると、成長が感じられずに挫折する可能性があるからです。
- 学習レベルごとのおすすめ参考書
- 数学のおすすめ参考書
- ひとつの科目で参考書が何冊必要か
この記事を読むことで、自身に必要な参考書がわかり、電験三種の合格へ一歩近づけます。
結論を先に紹介!
じゃがー
(電気資格研究所 JABO 管理人)
まだ間にあう!今からできる電験三種試験対策を紹介!
今から勉強を始めて、科目合格をねらいたい人におすすめの対策は以下のとおり。
- 合格をねらう科目は法規にしぼる
- 10年以上の過去問が収録された問題集を購入
- ひたすら過去問を解きまくる。
私は上記手法で法規科目に合格。勉強時間は30時間です。
使った過去問は10年分が収録されている電気書院の過去問。
みんほしシリーズの過去問も人気があります。
4科目すべてが収録されていますが、最新版がないだけで次回以降の試験でも十分使えます。買っておいて損はないです。
理論から始めるのが王道の電験三種ですが、理論を勉強するモチベーションがでないのもまた事実。まずはサクッと法規の科目合格を目指しましょう!
電験三種のおすすめ参考書ランキング
- みんなが欲しかったシリーズ(出版元:TAC出版開発グループ)
- 誰でもわかる電験参考書シリーズ(出版元:誰でもわかる電験参考書研究会)
- これだけシリーズ(出版元:電気書院)
- 完全マスターシリーズ(出版元:オーム社)
上記4種類から、電験三種の参考書ランキングを紹介します。
なお、ランキングは
- 文系・初学者(理系大学生・理系社会人以外のひと)
- 理系社会人(学生時代理系だったひと)
- 理系大学生
それぞれに対して紹介します。
各ランキングは以下のタブをタップで切り替えて閲覧してください。
以下で各参考書シリーズの
- いいところ
- いまいちなところ
- おすすめなひと
を具体的にみていきましょう。
みんなが欲しかった!シリーズ
みんなが欲しかった!シリーズ(通称みんほしシリーズ)は、2018年にTAC社から出版された参考書です。
みんなが欲しかった!という名前の通り、文系・初学者でも理解できるように作られた、かんたんでわかりやすい参考書になります。
みんほしシリーズのいいところ…
- 文系・初学者向けでわかりやすい
- フルカラーで図解も多め、イメージがしやすい
- 演習問題が多く、参考書部分と問題集部分の切り離しが可能!
みんほしシリーズのイマイチなところ…
- 参考書がかなりの分厚さ
→参考書と問題集は分離できる - 初学者むけのためむずかしい内容はあまり記載されていない
→むずかしくて挫折するより全然マシ
初学者向けのみんほしシリーズは、こんな人におすすめ!
- かんたんな参考書が欲しい!
- わかりやすい解説や図解でイメージしながら勉強したい!
- 過去問学習の前に演習問題をたくさん解いておきたい!
だれでもわかる電験参考書シリーズ
誰でもわかる電験参考書シリーズ(通称誰でもわかるシリーズ)は、誰でもわかる電験参考書研究会から出版されています。
電子媒体のみで出版されており、とにかく詳細に解説されていることが特徴です。
誰でもわかるシリーズのいいところ…
- 文系・初学者向けでわかりやすい
- 解説がとにかく細かい
- PDFやKindleでの取り扱いとなるため、参考書がかさばらない
誰でもわかるシリーズのイマイチなところ…
- 解説が細かすぎて参考書のページ数が多すぎる
→電子データなので読み飛ばしがしやすく、必要な情報をキャッチしやすい - 紙の本の取り扱いがない
→紙で持っておきたい部分だけを個別に印刷することは可能。
初学者向けの誰でもわかるシリーズは、こんな人におすすめ!
- だれでもわかるような細かい解説の参考書が欲しい!
- 主にタブレットで学習するため、紙の参考書よりPDFやKindleで勉強したい!
- 参考書の作成元に気軽に相談したい!
これだけシリーズ
これだけシリーズは、電気書院から出版されている参考書です。
みんほしシリーズが出版されるまでは、これだけシリーズが電験参考書の王道でした。
これだけシリーズのいいところ…
- 図解が多くイメージがしやすい
- 要点がまとめられているので重要ポイントがわかりやすい
- 紙の本とKindle本の両方が出版されている
これだけシリーズのイマイチなところ…
- 文系・初学者にはむずかしい
→みんほしシリーズや誰でもわかるシリーズがおすすめ
私も使用したこれだけシリーズは、こんな人におすすめ!
- 電気系出身だけど、参考書はかんたんなものを選びたい!
- 図解を多く取り入れている参考書が欲しい!
- 初学者向けの参考書とセットで持っておきたい!
完全マスターシリーズ
完全マスターシリーズは、オーム社から出版されている参考書です。
名前の通り電験三種を完全マスターできる参考書で、参考書の難易度はかなり高いです。
完全マスターシリーズのいいところ…
- 参考書のレベルが高く、電験三種の内容は完全マスターできる
完全マスターシリーズのイマイチなところ…
- 難しすぎる
→副読本という立ち位置ならまだあり
極めたい人向けの完全マスターシリーズは、こんな人におすすめ!
- かんたんな参考書とセットでむずかしい参考書を持っておきたい!
- 電験三種の試験で8割以上の点数を取りたい!
- 上位資格を目指しており、電験三種の出題範囲を超えた解説が欲しい!
電験三種の数学におすすめな参考書2選
電験三種の数学におすすめな参考書は以下の2つです。
参考書イメージ | 名前 | 特徴 | 価格 | 外部サイト |
Amazonより引用 | みんなが欲しかった!電験三種合格へのはじめの一歩 | 資格概要や各科目の基礎もわかる 文系・初学者の入門書 イラストが多くイメージしやすい | 2,200円 | Amazonでみる |
公式サイトより引用 | 誰でもわかる電験参考書 電験数学 | 数学が苦手な人向け 掛け算、割り算、分数の基礎から PDFでどこでも勉強できる | 2,180円 | 公式サイトでみる |
それぞれ具体的に観ていきましょう。
みんほし はじめの一歩の特徴
みんほしシリーズの数学本、はじめの一歩はその文字通り電験三種のはじめの一歩になります。
参考書の内容は
- 電験三種の資格概要
- 各科目の基礎
- 基礎数学
となっています。
数学だけでなく電験三種の基礎を学び、今後の勉強のイメージをふくらませたい人は、みんほしはじめの一歩がおすすめです。
誰でもわかる 電験数学の特徴
誰でもわかる電験数学は、足し算引き算レベルから数学の基礎を勉強しなおせる参考書です。
また同参考書では他の参考書にはない、電卓の使い方も解説しており、電験突破のために必要な電卓の取り扱いを学ぶことができます。
だれでもわかる電験数学の内容は数学のみとなっていますが、みんほしはじめの一歩のように電験の基礎が知りたい場合は別途以下の参考書で勉強することができます。
とにかく数学が苦手で、基礎から復習したい人は誰でもわかる電験数学の特徴がおすすめです。
電験三種の参考書は1冊で十分か
電験三種合格のための参考書は1冊で十分です。
なぜなら、参考書を何冊も買って理解したとしても、試験問題(過去問)が解けなければ意味がないから。
参考書をつかった電験三種のおすすめ勉強法は
- 参考書を何周かこなし、理解を深める
- 過去問を解き進める(ほとんど解けない)
- なんども過去問を解く(だんだん解けるように)
- どうしてもわからないところをもう一度参考書で復習
- 1冊目の参考書でどうしてもわからなければ2冊目の参考書を購入
- 過去問を解き進める(だいぶ解けるようになる)
のような流れです。
参考書が2冊必要かどうかは過去問を何度か解いた後にわかります。
また、上記流れでは触れていませんがYouTubeなどでも過去問や重要項目の解説があるので、参考書は1冊で十分です。
当サイトではYoutubeを利用した勉強法も紹介しております。
参考書が決まったら電験三種の勉強をはじめよう!
参考書選びは電験三種合格にとても重要になります。
なぜなら参考書えらびを失敗すると、
- 勉強についていけずに参考書を買直すことに・・・
- モチベーションがさがり挫折・・・
ということになります。
参考書はなるべくかんたんなものをえらび、買い直しや挫折のリスクを下げるだけでも電験三種の合格へは近づいていると言えます。
自身が今ベストだとおもう参考書を購入し、電験三種の勉強をはじめましょう。
▼電験三種の独学勉強法を紹介しています。
- 文系・初学者むけ
- カラー・図解多めでイメージしやすい
- 電気に自身がある人以外はこれで間違いなし!
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