電験三種は電気系の資格の中でも難易度の高い資格です。
難易度は高いですが、人気もあるので参考書は世の中にたくさん出回っています。
ただ、参考書、分厚いんです。
参考書が分厚い分知識はつくんですが、じっくり勉強しようとするとかなり時間がかかります。
そしてその結果多くの方々が途中で勉強に飽きたり挫折したりしてしまいます。
この記事では、そんな分厚い参考書をペラッペラにし、かつしっかりとした知識の習得も行える学習法について紹介したいと思います。
本記事は、電験三種以外にも使える勉強法です!
この記事は以下のような人におすすめです。
- 参考書の内容がイマイチ理解できず挫折しそうな人(挫折してしまった人)
- 参考書が分厚くてやる気が出ない人
- 参考書の重要ポイントに付箋をつけすぎて参考書が付箋だらけになっている人
自分だけの参考書を作ろう!これが独学者にとって最もおすすめな勉強法です!
参考書を進めていく中で「これは大切だな!」とか「これよく分からんなぁ」って箇所に付箋つけませんか?その付箋の内容だけをまとめたノート(参考書)を自分で作っちゃうんです。
具体的な作成方法やメリットデメリットについてこれから話していきますのでぜひ最後までご覧になってください。
以降、自分で作る参考書のことを「自作参考書」と呼びたいと思います。
自作参考書を作るのに特別なものは必要ありません!
自作参考書を作るために必要なものを以下にまとめました。
参考書:特に参考書に指定はありません。普段使われているものを使用してください。ちなみに私は「これだけシリーズ」を使っていました。これだけシリーズは解説が丁寧で比較的簡単な参考書なんですよね。
ノート:これも好きなノートをお使いください。ただ、自作参考書をどのように活用するか最初にイメージしてノートを選ぶのが良いと思います。狭い電車内で使いたい人は比較的小さなノートを選択するのがいいと思います。(私はB5サイズのノートで自作参考書を利用していました。正直もっと小さいのにすれば持ち運びもしやすいのになって作り切ってから後悔しました)
筆記用具:自分はシャーペンだけで自作参考書を作成しましたが、色付きボールペンを使うのもいいかもしれませんね。ただ、自作参考書はそもそも自分が必要だ!と思ったところの抜粋なので色分けとか関係なく全て重要なんですよね。
付箋:自作参考書にまとめたい参考書の項目がわかるように付箋を貼る必要があるので、そのために使います。ちなみに私は頻繁に付箋を貼る癖がなかったので上に載せた写真を見ても分かる通り付箋はほとんど貼っておりませんでした。
机と椅子:当然ですが必須です。通勤途中の隙間時間にはできないという意味ですね。ただ、自作参考書自体は通勤電車等で大いに活用できると思います。
これと言って特殊なものは必要ありません。
自作参考書は2ステップで作れてしまいます。
必要なものが準備できたら早速作っていきます。
以下2ステップで作れてしまいます。
ステップ1:参考書を一周読み進め、大切な箇所、不明な箇所に付箋を貼る
まずは参考書読みます。
いきなり自作参考書を作ろうとすると要点が絞れずに参考書をノートにただ書き写すだけになってしまいます。
ちなみにここでは全然理解できなくても大丈夫で、理解できないところは深追いせずにさっさと付箋を貼って次に読み進めましょう。
理解できたとも大切だと自身が思う箇所については付箋を貼っておきましょう。
ステップ2:付箋を貼った箇所をノートにまとめる
どんどんまとめていきます。
この時に重要なのは「決してダラダラと書き移さない」ことです。「参考書の内容を自分なりに理解した上で、それを自分なりにまとめる」ことです。
この自分なりにというのが本当に大切で、とにかく一度自分の中に落とし込む努力をしてください。
自分で考えることが増えれば増えるほど、理解は進みやすくなりますし、何ならノートにまとめた時点でほぼ理解できていると思います。
ちなみに、ノートにまとめるときはできるだけ丁寧にまとめることを心がけましょう。
字は読みやすく、導出は細かく丁寧に、回路図やグラフなどはなるべく真っ直ぐ綺麗に書くことを心がけましょう。
ただし、丁寧にすることに集中しすぎて内容の理解ができなかったら本末転倒なので、「雑にまとめない」ということを心がければ良いと思います。
私が電験三種の学習において「自作参考書」を作成した科目は機械科目です。
範囲が広く、参考書も相当分厚いものでした。
また、分野ごとの繋がりもあまりない科目でしたので、自作参考書を作成し、作成した参考書を毎日通勤電車で読んでいました。
私の自作参考書の一部です。
作って本当に良かったと思いました。
まとめる段階でほぼ知識の習得は行える。という点がいいところです。
自作参考書を作るメリットとデメリットは
以下に、自作参考書を作るメリットとデメリットをまとめました。
メリット1:分厚く重たい参考書から解放される
電験三種を取得を目指す方のほとんどは社会人の方かと思います。
この社会人の方で通勤に電車を利用している方であればかなりのメリットになります。
分厚い参考書を狭い車内で広げるのは本当に肩身も狭ければ、重たくて身体もしんどいです。
ペラッペラのノートであれば、持ち運びも苦になりませんし、狭い通勤電車の車内でも周りを気にすることなく学習できます。
メリット2:作成した時点で既にある程度の理解度まで到達できる
自分なりにまとめる=ある程度の理解が必要なんです。なので、まとめることがそもそも理解度アップのための学習になります。
デメリット1:参考書の重要事項をまとめたからと言って電験三種には合格できない
当然ですが、自作参考書をまとめても問題が解けなければ意味がありません。
結局電験合格は過去問を解きまくるのが1番の近道だと思っています
デメリット2:ある程度の時間がかかる
まとめるためにはある程度の理解も必要なので時間はどうしてもかかってしまいます。
試験までの期間があまりない人にとっては大きなデメリットです。
というか試験まで残りわずかな人はしては行けません、過去問解きましょう。
最後に、自作参考書を作ることで知識の整理ができるため本当におすすめです。
いかがだったでしょうか。
今回の記事の内容を実践するのは正直ちょっと面倒と思われるかたも多いと思います。
しかし、まとめることで知識の整理ができ、理解度の向上を促すことも事実です。
より深く学んで知識をしっかりと習得するために、ぜひみなさんも試してみてください。
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