ahamoの直接のライバルにあたるauの「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」と比較します。
ahamoとpovo/LINEMOの概要
ahamo、povo、LINEMOは、ともに2021年春にサービス開始した通信キャリア大手3社の新料金プランです。
ライバルとしてよく比較される3つのサービス、その違いはどこにあるのでしょうか。
ahamoとpovo、LINEMOの特徴(発表時)
ahamoとpovo、LINEMOは、発表当時は非常によく似たサービスでした。
ahamoの「5分通話付き20GB/月額2,970円」という価格に対し、無料通話をオプション扱いにして、LINEカウントフリー(LINEMO)やトッピングシステム(povo)といった独自の特長を持たせましたが、基本的には月20GBプラン一本という点で一緒でした。
- 発表当時の3社のプラン比較
| ahamo | povo(1.0) | LINEMO |
---|---|---|---|
運営 | NTTドコモ | au | SoftBank |
月額料金(税込) | 2,970円 | 2,728円 | 2,728円 |
容量 | 20GB | 20GB | 20GB |
通話定額 | 5分間無料 | オプション | オプション (5分通話1年間無料) |
5G対応 | ○ | 今夏予定 | ○ |
eSIM対応 | ○ | ○ | ○ |
家族割人数カウント | ○ | △(2021年夏まで) | × |
端末購入 | ○ | × | × |
特長 | 海外ローミング無料 | トッピング (1日無制限200円) | LINEカウントフリー LINEスタンプ無料 |
店頭サポート | ○(有償) | × | × |
しかし現在は、povoは「povo 2.0」という新しいサービスに生まれ変わり、LINEMOにも「ミニプラン」が加わりました。
今では3つを同時に比較することが難しいため、povoとLINEMO、それぞれをahamoと比較していきます。
容量たっぷり20GB、国内通話5分無料も付いて、2,970円(税込)ahamoとpovo 2.0の比較
povoは、2021年9月29日「povo 2.0」として生まれ変わりました。先ほどご紹介したこれまでのプランは「povo 1.0」と改名され、すでに新規契約受付は終了しています。
これからpovoを契約する場合は自動的に「povo 2.0」が適用されますので、これとahamoを比較してみましょう。
ahamo | povo | |
---|---|---|
月額 | 2,970円 | 0円 |
容量 | 20GB | 0GB |
通話 | 5分無料 | 22円/分 |
通話オプション | 無制限/1,100円 | 5分無料/550円 無制限/1,650円 |
超過後速度 | 1Mbps | 128kbps |
データ量追加 | 1GB/550円 | 1GB(7日間)/390円 3GB(30日間)/990円 20GB(30日間)/2,700円 60GB(90日間)/6,490円 150GB(180日間)/12,980円 24時間無制限/330円 |
海外ローミング | ○ | 予定 |
eSIM | ○ | ○ |
5G対応 | ○ | ○ |
キャリアメール | × | × |
端末購入 | ○ | × |
家族割 | カウント○ | × |
光回線割 | カウント○ | × |
契約期間引継 | ○ | × |
店頭サポート | ○(有償) | × |
こうして比べてみるとahamoとpovo 2.0の違いがはっきりしますね。あまりの違いに、同じところを見つけるのが難しいほどです。
povo 2.0の「フルトッピング」とは?
povo 2.0の最大の特長は「フルトッピング」。基本使用料0円で、通話やデータを自由に選んで使うという、まったく新しいしくみです。
「povo 1.0」にもあった24時間無制限/330円、ahamoに近い20GB(30日間)/2,700円、ahamoにはない1GB(7日間)/390円、3GB(30日間)/990円といった小容量メニュー、そしてより大容量を長期間チャージするメニューと、用途に応じて必要なデータを自由にチャージして使えます。
これから使う分のデータをチャージして使う、感覚的にはプリペイド形式に近いしくみといえるでしょう。
- povo 2.0のメリット
- 基本料0円
- プランを自由にトッピングして選べる
- ahamoにはない小/大容量、24時間無制限プランがある
- povo 2.0のデメリット
- プランを自動更新できない
- 期間が月単位でない点は注意
- 180日以上課金がないと自動解約される可能性もあり
プランを自由に選べる点は大きな魅力ですが、今のところプランの自動更新は提供されていません。また、各プランの利用可能期間は「日単位」となっています。月単位ではないので注意が必要です。
ahamoとは直接競合しない
従来の「povo 1.0」はahamoに近い月20GBのプランだったため、どちらがいいのか悩む方も多かったと思いますが、povo 2.0はこれまでとまったく違うサービスになりました。
povo 2.0のフルトッピングは、ahamoのシンプルな1プラン構成とはまさに対極。このフルトッピングの特長を「楽しい」と感じるか「面倒」と感じるかが、両サービスを選ぶときの判断基準になるでしょう。
当サイトとしてはahamoとpovo 2.0は直接競合しないサービスだと考えています。povoのライバルとして考えられるのは、同じ0円スタートの楽天モバイルといえるのではないでしょうか。
- povo 2.0の魅力は独自の「フルトッピング」
- プランを自由に選べる代わりに毎回チャージが必要
- ahamoとは全く違うサービスになった
ahamoとLINEMOの比較
次に、ahamoとLINEMOの比較です。
ahamo | LINEMO | |
---|---|---|
月額(容量) | 2,970円(20GB) | 2,728円(20GB) 990円(3GB) |
通話 | 5分無料 | 5分無料 (1年間) |
通話オプション | 無制限/1,100円 | 無制限/1,100円 (1年間) |
超過後速度 | 1Mbps | 1Mbps |
データ量追加 | 1GB/550円 | 1GB/550円 |
海外ローミング | ○ | ○ (従量制) |
eSIM | ○ | ○ |
5G対応 | ○ | ○ |
キャリアメール | × | × |
端末購入 | ○ | × |
家族割 | カウント○ | × |
光回線割 | カウント○ | × |
契約期間引継 | ○ | 不明 |
店頭サポート | ○(有償) | × |
月3GBのミニプランが選べる
LINEMOも発表当時はahamoと同様の月20GBプラン1本でしたが、今では月額990円のミニプラン(3GB)も選べるようになっています。
無料通話はオプション扱いですが、キャンペーンで加入後1年間は5分間の国内通話(月額550円)のオプションが無料で使えます。1年めはahamoよりも安くお使いいただけます。
LINEが使い放題。LINEスタンプも無料
LINEMOの特長はLINE連携。MVNOだったLINEモバイルをソフトバンクが統合して生まれたブランドなので、申し込みやサポートが使い慣れたLINEで可能です。そしてLINEトークや通話がカウントフリーで使い放題、LINEスタンプが無料で使えるなど、LINEを普段から使っている方にとってはメリットの大きなプランです。
店頭サポート/家族割カウント/端末購入なし
ahamoとの大きな違いはサポート面。
オンライン専用プランということで店頭サポートはなし(ahamoは有償で対応)。端末のセット購入もできません。
また、ahamoではサポートされている家族割の人数カウントにも対応していません。
ahamoに比べ、オンライン専用プランとしての割り切りを感じますが、ソフトバンクにはワイモバイルというサブブランドがあるため、そことの棲み分けをしているのでしょう。
- LINWMOのメリット
- 月3GB/990円のミニプランも選べる
- LINEカウントフリー/LINEスタンプ無料
- 5分通話オプション1年間無料
- LINEMOデメリット
- 店頭サポートなし
- 家族割カウントなし
- 端末セット販売なし
LINEMOもおすすめできるサービス
当サイト開設当初の評価では、LINEMOはあまりおすすめできるサービスとはしていませんでした。
ahamoと似たような料金体系でありながらahamoより「少し足りない」部分が見受けられ、積極的にLINEMOを選ぶ理由がなかったためです。
しかし月3GBのミニプランの登場で、その評価は大きく変わりました。
今ではLINEMOは、ahamoと同様とてもおすすめできるサービスです。
LINE連携やコスパ重視ならLINEMO、信頼性やサポート重視ならahamoを選ぶといいでしょう。
- LINEMOはLINEカウントフリー/LINEスタンプ無料
- LINEMOは5分通話が1年間無料/1年目の価格は3社中最安
- LINEMOは3GBプランも選べる
- 店頭サポート/家族割カウント/端末セットなし
- LINE連携・コスパ重視ならLINEMO
- 信頼性・サポート重視ならahamo
まとめ
ahamoの直接ライバルであるauのpovo、ソフトバンクのLINEMOと比較してきました。
- povoは2.0にバージョンアップしてまったくの別物サービスに
- LINEMOは3GBプラン登場でグッと魅力的に
- ahamoはサポート面・信頼性・シンプルさが魅力
- コスパ・LINE連携で選べばLINEMO、信頼性で選べばahamo
- povoのライバルはahamoではなく楽天?
サービス開始当初は「20GB以下3,000円以下」という同じようなサービスでしたが、現在は各社それぞれ個性を打ち出してきています。
ahamoと各社プランのメリットデメリットをしっかりチェックして、あなたにぴったりのプランを見つけてください。
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